入院日記 平成25年7月17日水曜日
昨日の夜は「Hulu」もほどほどにして23:00頃に布団に包まってみた。
夜は若干寒い感じがするので今日から「甚平」の上着を羽織って寝ることにした。
暖かくしたのも良かったのか、だんだん慣れてきたせいもあるのか看護師の見回りにもあまり反応しなくなって起こされることもなくなってきた。
睡眠がまだ浅いのだろう、ぐっすり眠れたという感じではまだなく5:00に目を覚ます前には会社の同僚たちとどこかのアパートで飲み会をやってる夢を見た。
今朝は尿の採取と血液の採取があった。
いつもより血液を採る時の針が痛く感じた。やはりその後は少し内出血をしていたが、血液をサラサラにする点滴を投与しているせいがあるだろう。
今朝の朝食はこれまたシンプル。
「炒り大根」大根、ニンジン、鶏挽肉の炒め物。
「ゆで卵」1個。
「ご飯」㌘。150㌘。
「ふりかけ」。
これじゃ元気出ないでしょ。
一昨日入院した人が一晩で退院して今日は右隣の人が退院して行った。
病院は出入りが多いんだな。
俺の場合は二か月の予定だから長いほうなのかな。
9:30頃に先生の回診があった。まあ、退屈であろうとも気長にやっていくしかないということである。
来週の火曜日にやる生体検査の結果によっては治療法が変わるかもしれないが、その後のほうがもっと退屈になるかも知れないなどと言っていた。
今日の午前中は横にならないで過ごしてみた。
パソコンでHuluを見たりインターネットしたり。
あっと言う間に昼食の時間になり今日のメニューは「カツ煮」だった。
食事の量が少ないので、女房に「こんな量じゃ5分で食べ終わっちゃうよ!」なんてLineで話していたら「じゃあ次は10分目指して頑張りましょう!」などと言うので昼はそれに挑戦をしてみることにした。
かなり頑張って少しづつつまむように食べたがそれでも8~9分で終わってしまった。
それで満足感が得られたかといえば…やはりまだ食いたい!
ああ、今日の食事はあと一回を残すだけとなってしまった!
昨日、女房に診断書の申し込みに行ってもらったら受付の人がなんだかんだ言ってなかなか話がつかずにいた。この西病棟三階と受付のある一階とを女房に二回も三回も行ったり来たりさせることになってしまい気を悪くさせてしまったなと、申し訳なく思っている。
普通の診断書を書くにしてもお渡しまでに三週間掛かりますだのと言うので諦めて待つことにしたが、病棟内で回診をしていた主治医の先生をたまたまお見掛けしたので相談してみると二、三日で出しますとのこと。
診断書の係の人のやる気の無さには呆れてしまう。完全に殿様商売というかお役所仕事。市立の病院だから仕方がないのか?今どきの公務員はこんなじゃなかった筈だけどここに旧態依然とした公務員の悪残党を垣間見たような気がした。
病棟のスタッフさんはみんな親切なんだけどな。
15:00頃に女房が来てくれた。今日は来なくていいと伝えてあったのだが来てくれれば嬉しいものだ。
追って直ぐ次女の彼氏「Y君」が見舞いに訪れてくれた。
いつも気が利いている彼である。今日も体や顔を洗浄するように拭くためのシートをたくさん買い求めて持ってきてくれたり、お茶なども用意してきてくれた。
本当に感謝を申し上げたい。
その間に昨日、看護師長さんにお願いしておいた参議院選挙の不在者投票の件で訪問者があった。
わざわざ選挙管理委員会の方がそれぞれの病院を回って一人一人の投票者に会ってそれぞれに投票を書かせてから厳重に二重の封筒に入れて回収をするという作業だったのだ。
一票の重さをここまで感じさせる投票をできたというのも一つの重要な経験だと思う。
小一時間で女房は家に、Y君は次女を迎えに帰ったが、俺が教えた環状二号線経由の帰り道をちゃんと辿って東戸塚まで帰ることができただろうか?気にかかるところだ。
直ぐに女房からLineに連絡が入り早く着いたとのこと。
次回は逆をたどってここまで来ることができるかどうかが問題だ。
折角このパソコンを持ってきてもらったのでDropboxを使ってipodと同期をしたら7月13日分の日記が文字化けをしてしまいパソコン上では見られなくなったのでいろいろと操作してみたが文字化けが直らない。最後には削除してしまいもう復元できなくなってしまった。
思い出してもう一度書いてみようかとも思ったが三日目は特に訪問者もなくあまり思い出せることもないのでこのまま空白で諦めることにした。
俺の記憶力は人並み以下ですぐ忘れてしまう。こうして思いついたときに記録を残しておくのって今までやったこともなかったけど、良い機会に恵まれたのだなと、病気入院という不幸中の幸いであると考えるのである。(7/26にグーグルにファイルを見つけて復元できた。)
今日の夕食もボリュームが少なく「香草焼き」といっても平たく言えば卵焼きの中にほうれん草みたいなものが交ぜてあって普通に焼いたものが二切れ、ジャガイモのフライを煮たようなものが三切れ、「うめびしお」という名の梅干しのすり身みたいなものが少々、これに米飯が150㌘と大変にヘルシーなメニューであった。
これらを1.5㎝角位につまんで、少しでも濃い味を楽しもうと「うめびしお」に付けて食べる。
ちびちび食って今日の夕食は12分かけて食べることに成功した。
女房も「Line」で褒めてくれた。
それもあってか、いつもよりは満足感を感じることができたような気がしているが、明日の朝にはまた強烈な空腹感に苛まれていることは間違いないだろう。
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