2013年9月6日金曜日

入院日記 平成25年9月6日金曜日


入院日記 平成25年9月6日金曜日


こちらの病院で丸一日過ごすのも今日が最後になる。


昨日は消燈と同時に布団を被ったが、消灯と同時に布団に入ったのは初めてだったと思う。

案の定、目が覚めたのは0:20で2:00まで眠れずにいた。

それからは5:00まで眠ったような眠らないような中途半端な浅い睡眠だった。

今日も昼寝で補えば済む話なのでどうということはないが。


今朝の体重は59.1キロでおよそ三日間便通がないにも拘らず体重は横這いだ。

今日は金曜日、シャワーを使える最終日、そしてこの病院でシャワーを使うのは今日で最後となる。9:00に予約を入れる。

朝持ってきてくれるおしぼりも髭剃り前の顔を蒸すのに使って洗面所で髭を剃っておこう。


今日のモ-ニング。

「ミニオムレツツナ」小松菜としめじのソテー付け合わせ。
「トマト」1/4個。
「無塩ロールパン」2個。
「冷凍ミカン」1個。
「牛乳」200cc。




冷凍ミカンを一房づつにばらしてマーガリンをのせて更にパンの上に、みかんサンドが美味。




この内容で20分かけて食事が出来る俺って凄いね。



食事が終わったらゆっくりする間もなくナースステーションに行ってシャワー室の鍵を取りに行く。

今日が最後のシャワータイム。

いつもシャンプーをケチって一回シャンプー、一回リンスなのだが、今日は2シャン1リンのプロ仕様で極めてみる。というのも2シャンすると丁度シャンプーを使い切るようだったからという理由からだが。リンスも丁度使い切った。

入院時に女房が持ってきてくれた化粧石鹸も丁度使い切り、歯磨きも終わりそう。歯間ブラシもティッシュボックスもほとんどのものが明日の退院に合わせたようになくなりそうだ。

丁度、退院まで持たせるようにうまく使ったということかもしれないが、退院時に少ない手荷物で帰ることが出来るように調整してきたってことかな。

シャワー終えて帰ってきたら顔の手入れなんかして髪を自然乾燥させたら眠くなってきた。

あまりよく眠れなかったのでちょっと横になっておこう。


午前の時間はぼうっとしている。そのうちに昼食の配膳が始まった。


今日のランチは。
「鶏肉、ブロッコリー、玉ねぎのトマト煮」
「焼き生揚げ」1/4丁。
「わかめとキュウリの酢の物」
「カブと分葱の味噌汁」
「ご飯」200㌘。


トマト煮はご飯にかけてしまって丼でやっつける。

じっくりやったつもりでも12分で完食してしまう。

入院中に食べるランチはこれですべて終了だ。


今日は13:00から一階の栄養指導室で管理栄養士さんの指導を受けることになっている。

階段で一階に下りて部屋のドアを見ると直接声をかけて中にお入りくださいという案内なので、ドアを開けて中に入るとうなぎの寝床のように奥行きの長く幅の狭い8畳くらいの部屋に一人の栄養士さんが待っていた。

いろいろと退院後の食生活で注意することについて聞いたが、自宅に帰っての運動量にもよるが、病院で出したような食事の量で痩せることがなければあれで十分な量なのだという。

この病気で一番注意しなければならないのは塩分の量を一日6g以内に制限をして生活をすることらしい。

意外なものが意外なほど塩分を含んでいるのでそれらを意識してとらないように心がけて生活をすることが大切だという。



あなたの身長に対しての体重は今の59キロが丁度良いのでこの体重を維持していくことが理想的です。今を基準に保ち続けることです。

ということなのだが、なるべくそうしたいのは山々だけど退院してからとりあえず食べてみて、以前の胃袋よりこの二ヵ月間で調整した胃袋が小さくなってればいいけどそうでなかったらまた65~66キロの体重に調整してしまうのではないかと思ってしまう。

酒の事なのだが酒を飲んだ時はそのカロリーを引いて一日の食事を計算しなければならないのか尋ねたところ、一度にたくさん飲むことは肝臓に負担をかけるのでやめたほうが良いが、適量、一日一合、ビールなら500ml程度の摂取量ならカロリーを換算せずに飲んでもよいという。
カロリーがあっても栄養がないので痩せてしまう人もいるからというのがその理由だそうだ。

とまあ、二ヵ月間も病棟隔離された割にはそれほどの制限を設けられることも無いようで一安心といったところである。

以上で45分間の時間を目いっぱい使っての指導は終了した。


帰りに、会社に提出する診断書が出来上がっているはずなので書類申請窓口に寄って診断書を受け取ってから郵便ポストに投函をして病室に帰ることにする。


夕方まで時間があるので今日はまだ売店などには顔を出すのはやめておこう。


もう明日の退院の事を考えると読書にも集中できずに天井ばかり眺めてしまう。


またぼうっとしているうちに食事の時間が来てしまい、この病院で最後のディナーを迎えることに。


いやー最後のディナーはそれなりのボリュームが欲しかったがこのレベルか。

「白身魚香草パン粉焼き」レモン付。
「キャベツの海苔和え」
「揚げ茄子」
「豆腐と三つ葉の清汁」
「グレープフルーツ」1/4個。
「ご飯」200㌘。



栄養士さんが最初に水物を入れると腹持ちを誤魔化しやすいと言っていたので清汁を先に飲んじゃってからのキャベツ、茄子を攻めて最後に魚をちびちびやりながらご飯をつまむという感じで努力したが、なんとか13分まで引っ張って完食。

最後のデイナーはいつもと何ら変わらぬあっけないもので終わってしまった。


今晩このベッドで寝て起きたら明日からは家の布団でゆっくりと眠れる。

入院してから一度も気持ち良く眠れたことはなかったな。

今晩もいつも通りうつらうつらで明日の朝を迎えるのだろうが、今晩で最後だ。

一晩中眠れなかったとしても最後だと思えばなんということはない。













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